高血圧の症状と原因
高血圧に症状はありませんが、生命にかかわる病気を引き起こす原因になります
高血圧の症状
高血圧の特徴は自覚症状がないことです。頭痛、めまい、動悸などを感じるケースも少なからずありますが、通常高血圧は自覚症状がまったくないため気がつかないまま生活をしがちです。そのため高血圧だと気が付かず、血圧が高い状態が続く事が多く、その結果、心臓や脳、肝臓に大きな負担をかける事になったり、全身の血管の動脈硬化を進行させる原因となります。そのため、脳卒中、心筋梗塞などの心血管病を発症し、最悪のケースでは命を失ってしまう事すらあります。
動脈硬化でボロボロになった血管は、血液がスムーズに流れないため、よりいっそう高血圧が進行してしまいます。また、血糖値やコレステロールが高い方はさらに症状がすすみやすくなります。高血圧は自覚症状のない疾患ですから、高血圧を防ぐには、定期的に検査をうけるか、生活習慣を改善するなどして日頃の注意が大切になります。20代で年1回、30代で年3回、40代で年6回、50代で毎月血圧検査をする事が大切です。
高血圧の原因
1.体質(遺伝的素因)、2.加齢、塩分のとりすぎ、3.肥満、4.運動不足
5.お酒の飲みすぎ、6.喫煙、7.ストレス、8.性格
血圧は高齢になれば自然に上がっていきますが、【生活習慣病】により、血圧が上がっていくスピードが早くなってしまうのが、高血圧の原因です。現代は【飽食の時代】といわれるように、世界中から食料が供給され、欧米風の肉料理や豊かな食生活が、高血圧やその他の生活習慣病人口の増加を招いています。
高血圧の危険性
高血圧は自覚症状ほとんど無いため、高血圧治療が遅くなってしまい、その結果、動脈硬化、脳血管障害(脳梗塞、脳出血)、虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)などの生命にかかわる病気を引き起こす原因になります。日本人の死亡原因疾患のトップは悪性新生物(がん)ですが、虚血性心疾患、そして脳血管障害、つまり動脈硬化をベースとする病気がそれに続きます。しかもこの二つで30%近くを占めているのです。高血圧を放置しておくことは、寿命を縮めることにつながりかねません。人口動態統計(厚生労働省)によると、近年の日本人の三大死因のガン以外に関係してきます。心臓と脳の血管障害から起こるもので、高血圧と深い関係があります。
第1位【ガン】、第2位【心疾患】、第3位【脳血管疾患】
成人に最も多い病気が高血圧です
厚生労働省統計局の調査成績によると、日本の成人男性の約46.4%、成人女性の36.0%が高血圧との調査発表をしています。女性の高血圧の頻度は40代までは男性の約半分程度ですが、更年期をすぎると急速に増加し始め、60代を超えると男女差がほとんどなくなります。
高血圧症とは
最高血圧140mmHg以上、あるいは、最低血圧が90mmHg以上
高血圧症とは、何度繰り返して測っても血圧が正常より高い場合(最高血圧140mmHg以上、あるいは、最低血圧が90mmHg以上)をいい、その場合、高血圧症と診断されます。
高血圧とは、血圧が高い症状ですが、一度血圧を測っただけで【高血圧症 】とは言い切れません。
血圧上昇の仕組み
血圧は常に変動を続けています。そのため健康な人でも、運動時や緊張時などには血圧が上昇しますし、そのご自然に血圧が低下していき、正常値に戻ります。高血圧とは、このような自然な血圧変動とは別に、慢性的に血圧の高い状態が続くことをいい、病名を高血圧症といいます。
慢性的に血圧が高くなる、または変動させる原因
① |
心拍出量(心臓から送り出される血液量)、
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|---|---|
② |
末梢血管抵抗(末梢動脈の血液の流れにくさ)、
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③ |
循環血液量(体内を循環する血液量)、
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④ |
血液粘稠度(血液のドロドロ度)、
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⑤ |
大動脈の弾力
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特に【心拍出量】と【末梢血管抵抗】の2つが、血圧に大きな影響力を持っています。
血圧=心拍出量×末梢血管抵抗
心拍出量と末梢血管抵抗が正常であれば、調整機能によって、血圧は正常に保たれますが、この2つの因子に悪影響を及ぼし、増やす要因が出てくると、血圧調整のバランスがくずれて血圧が高くなります。
心抽出量を増加させる要因
①塩分のとり過ぎから起こる循環血液里の増加
②心臓の収縮力・心拍数の増加
末梢血管抵抗を増加させる要因
①塩分のとり過ぎによる血管壁のむくみ
②動脈硬化で血管内腔が狭くなり血液がスムーズに流れない
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