24時間血圧測定検査

血圧の値というのは脈拍数と同じ数だけあるわけですから、毎分70拍としても1日に約10万回もあるのです。したがって、たとえ1日1回血圧を測ったとしても、それは10万分の1の血圧の値でしかありません。

最近携帯型24時間血圧測定機器が普及したために1日の血圧のさまざまな変動が明らかになりました。携帯型24時間血圧測定器は軽いものでは240gくらいのものもあり、ワイシャツの胸ポケットに入るくらいの大きさです。24時間血圧計というのは、自動的に腕に巻いたカフをふくらませて自動的に血圧値を測定する便利な機械ですが、ふつう15分ごとに血圧と脈拍数を測定してくれます。夜間の血圧測定が可能ですが,夜間は頻回に測定すると眠れないという人もいますので、30分ごとに測定をセットしておきます。

夜間の血圧について

夜間は1日のうちの1/3を占める時間帯ですが,以前は夜間に血圧が下がると脳の小さな血管に血液の塊がつまり、痴呆が進行すると神経学者が主張したため、多くの医師もその考え方に同調していたものでした。しかし、最近になって携帯型自動血圧計によって夜間の血圧も測定できるようになる、意外にも夜間血圧が下がらない人のほうが脳梗塞を起こしていることがわかってきたのです。

携帯型24時間血圧測定機器の普及によりわかったこと

1
外来で医師が測定する血圧は、かならずしも本来の血圧ではない
2
本来は正常の血圧なのに、診察室でのみ血圧が上昇して高血圧と診断されてしまう例が少なからずみら、白衣高血圧といわれる
3
夜間睡眠中でも血圧が下降しない例がみられ、このような症例は左室肥大や脳梗塞の頻度が高い
4
朝,起床後にいちじるしく血圧が上昇する例がみられ、朝方心筋梗塞の発生と関連している可能性がある
5
薬によっても効き目の持続が違い、1日1回服薬ということばは、かならずしも24時間効果があることを意味しない薬も少なくない

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