血管障害(脳卒中)の種類や症状について。脳卒中は高血圧の合併症です
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高血圧症状と原因

脳卒中(脳血管障害)【高血圧合併症】

脳卒中とは脳血管障害のうち、突発的発作的に片麻痺や意識障害を起こした疾患の総称

脳血管障害の図解

脳梗塞

脳に血液を送る動脈のどこかがつまって血液の流れがとどこおり、組織の一部が酸素と栄養不足におちいって死滅してしまうケースです。脳梗塞は、その起こり方から三つに分類されています。

①ラクナ梗塞

「ラクナ」は「小さい空洞」といった意味。脳の中に生じた細動脈硬化による、直径1・5cm未満の小さな脳梗塞をさします。高血圧が最大の危険因子で、血管壁に高い圧力がかかり続けると壁が厚みを増し、血液の通り道が狭くなってしまうのです。日本人にもっとも多いタイプです。

②アテローム血栓性脳梗塞

脳の中の、あるいは脳に血液を送る動脈のどこかにアテローム硬化ができて、血管をふさいだものです。高血圧や高脂血症、糖尿病、肥満などが大きな誘因となります。

③心原性脳塞栓症

心臓の中でできた血栓(血液のかたまり)が流れてきて脳の動脈をふさいでしまうケースです。心房細動(不整脈の一つ)、心筋梗塞、心臓弁膜症、心内膜炎などの心臓の病気が原因となります。心原性脳塞栓症の症状には、片麻痺、感覚障害、意識障害、失語障害、失認障害、失行障害、構音障害といった症状がみられます。

一過性脳虚血発作(TIA)

脳に送られる血液が一時的に不足して、脳梗塞と同じような症状があらわれますが、24時間以内(大半は1時間以内)に自然に治まるものです。脳梗塞の前ぶれととらえられ、放っておくと数年以内に20~30%の確率で脳梗塞を招くといわれています。また、TIAを起こした人のおよそ30%が、のちに心筋梗塞を発症したというデータもあり、心筋梗塞の前ぶれとも考えられているのです。症状が24時間以上続いたけれど、3週間以内に消えるケースは可逆性虚血性神経障害(RIND)とよばれます。

一過性脳虚血発作の症状について

片麻痺、感覚障害、構音障害、失語、片方の日の見えにくさ、めまいなどが一時的にあらわれます。

脳出血

脳出血とは、脳の動脈が破れ、脳の内部に出血してしまう疾患の事を言います。あふれ出た血液はかたまり(血腫)となり、これが脳の組織を圧迫してダメージを与えます。
50歳代以降の、高血圧の人に起こりやすいのが特徴です(高血圧性脳内出血)。脳の内部の細動脈が、長いこと高い圧力を受け続けてもろくなり、破れて生じる場合が多いのです。

脳出血の症状について

血圧の高い日中に、突然起こるケースがほとんどです。構音障害や片麻痺、しびれ、頭痛、吐き気、嘔吐、めまいなどで始まり、出血量が多いと意識障害もあらわれます。

くも膜下出血

脳をおおっているくも膜と軟膜の問(くも股下腔)に出血するケースで、そのほとんどは、脳の動脈がこぶ状に膨らんだ脳動脈痛の破裂によるものです。興奮や過労、排便時のいきみ、咳などによる急激な血圧の上昇が、動脈痛が破れる引き金になることもあります。

くも膜下出血の主な症状について

後頭部に突然、「なぐられたような痛み」がおそうといわれます。さらに吐き気や嘔吐、けいれん、意識障害などを起こし、時間がたつとともに、首すじが硬くなる項部硬直という症状もあらわれてきます。

高血圧性脳症

高血圧性脳症とは、急激な血圧の上昇が原因で、突然の激しい頭痛や吐き気、嘔吐、意識障害、けいれん、目が見にくいなどが一時的に表れる疾患です。血圧が上がって流れ込む血液の量が増えることにより脳が膨れ上がり、頭蓋骨に圧迫されてさまざまな症状を招きます。

悪性高血圧

悪性高血圧とは、なんらかの理由により最低血圧が120mHgを上回っているため、緊急に降庄薬などを用いて血圧を下げなくてはならない状態の疾患です。

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