肥満高血圧の関係について。内臓脂肪型の肥満は高血圧の原因です。日々の生活を見直して健康的なからだを手に入れましょう
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高血圧症状と原因

肥満と高血圧

肥満は高血圧以外にも、様々な生活習慣病を招く危険度が高まります。肥満の方が全員、高血圧になるわけではありませんが、肥満の方は肥満でない人の2倍以上、高血圧の発症頻度が高いことがわかっています。隠れ肥満という言葉を聞かれた事もあるかとおもいますが、言葉のとおり、肥満は見た目よりも、体脂肪率が重要です。
そんな肥満は、「内臓脂肪型」と「皮下脂肪型」に脂肪の溜まり方で分けられます。内臓脂肪型のほうが皮下脂肪型よりも高血圧とのかかわりが深く、高脂血症や糖尿病を発症しやすくなります。
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肥満が高血圧を起こす理由

肥満が高血圧を招く理由は、血液中のインスリン濃度が高くなる高インスリン血症によるものと考えられています。食べすぎや運動不足によって消費しきれなかったエネルギーは中性脂肪に変わり、内臓脂肪の脂肪細胞にたくわえられます。その後、脂肪細胞からサイトカインという物質がたくさん分泌され、インスリン抵抗性が大きくなり、【高インスリン血症】を招きます。脂肪細胞にたくわえられていた中性脂肪が、遊離脂肪酸に分解されて肝臓に入ると、インスリンを処理するはたらきが妨げられ、インスリンが血液中に流れ出て高インスリン血症を招きます。内臓脂肪が増えることで、あるいは高インスリン血症によって交感神経の緊張が高まり、血圧を上げるホルモンのカテコールアミの分泌がうながされ、腎臓でナトリウムを取り込む量も増え、からだの中にナトリウムがたくわえられてしまいます。太っていると、このような作用が相まって血管を収縮させ、血圧の上昇につながります。

体重増加によって循環血液量が増え、心臓から血液を送り出すときに大きな圧力が必要になる
インスリン抵抗性が高まり、これが原因で血圧が上昇する
食欲を抑制するレプチンというホルモンの分泌量が増え、交感神経を刺激して血圧を上げる
食事量が多いため食塩の摂取量も増える
肥満は高血圧だけでなく、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症などあらゆる生活習慣病の大きな要因であることも問題です

減量と血圧

メジャー肥満解消は高血圧改善に絶大な力を発揮します。実際に、体重を4kg落とせば降庄薬1剤に相当すると言われるほど、減量は大切です。これは、体重が減ることにより、血圧が下がるだけでなく、インスリン抵抗性が改善され、インスリンの分泌量が減少します。その結果、交感神経のはたらきを抑え、さらにナトリウムが尿としてからだの外に出やすくなります。軽度の高血圧なら、体重を落とすだけで血圧が下がり、降庄薬なしで正常血圧に戻ることも可能です。肥満の人が体重を1kg減らすと、血圧は1mHg下がります。肥満の人は、今よりもまず4~5kg体重を減らすことを目標にすることをおすすめします。減量は、血圧を下げる対策として、食塩を制限するよりも効果があることがわかっています。

食事療法と運動療法をいっしょに行うと効果的

体重を落とすには、エネルギー制限ももちろん必要ですが、運動も同時に取り入れたほうが体重が減りやすくなります。また、運動で筋力をつけることは、減量後のリバウンド防止にも有効です。おすすめの運動はウオーキングなどの有酸素運動です。心臓や肺の働きを高める効果がありますので、血液の循環を促進します。また、有酸素運動を習慣的に行うと、血圧低下のほか、血糖値の低下、HDL(善玉)コレステロールの上昇などの効果も期待できます。

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