老年性高血圧(高齢者高血圧)の症状や特徴について
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高血圧症状と原因

高齢者と高血圧

高齢者高血圧では収縮期血圧(上の血圧)が高いのが大きな特徴です

仲の良い高齢者夫婦年をとるにしたがって高血圧の方が増えていき、65歳以上になると三分の二は高血圧の患者さんになります。このように年を重ねるにつれ、ずっと基準値の範囲にあった血圧が、60歳を超えてから高くなってきたケースを【老年性高血圧】といいます。ただし、若いときから血圧が高く、その状態が年をとってからも続いているケースは除きます。
高齢者高血圧の特徴で顕著なのは、収縮期血圧(上の血圧)が高いことです。それは、加齢に伴って血管が弾力性を失うのが原因です。心臓が収縮して大動脈に血液が抽出されると、大動脈は血液が送り込まれてふくらみますが、動脈の壁が硬くなると、血液を拍出するために圧力を強くしなければなりません。そのため、収縮期血圧(上の血圧)が上がるというわけです。

若い人の高血圧と高齢者高血圧の違い

若い人の高血圧は高齢者の高血圧とは異なり、動脈硬化が起こる前段階の状態で、収縮期血圧は(上の血圧)高くなりません。むしろ拡張期血圧のほうが高くなります。
齢に伴う高血圧は、収縮期血圧が上がってくる一方、拡張期血圧は上がらずむしろ下がったりします。
高齢者の高血圧で、動脈硬化の状態と高血圧本来の病態が合わさると、収縮期血圧も拡張期血圧も高いという状況が見られることがあります。そのほか、高齢者高血圧の特徴として、白衣(性)高血圧の頻度が多いこと、夜間の血圧が降下することが少ない、ということがあげられます。

老年性高血圧の特徴

1.最低血圧はほとんど変化せずに、収縮期血圧(上の血圧)だけが高くなる

年をとると多くの場合、毛細血管の手前のとても細い動脈から動脈硬化が生じてきます。細動脈の内腔が狭まると血液が流れにくくなり、その結果、心臓から細動脈へと至る血流ルートにかかる圧力が高まります。水道の蛇口につないだホースの先を指で押さえると、水圧が高まるのと同じです。心臓の左心室は血液の流れに勢いをつけようと、より強く収縮して血液を送り出します。そのため、収縮期の血圧(最高血圧)が高くなってくるわけです。

2.血圧の揺れ動きが大きくなる

血圧は、1日のうちで常に上がったり下がったりしていますが、老年性高血圧になると血圧の上り下がりが極端に広がってきます。この原因には、自律神経など、血圧を調節している仕組みが上手く働かなかったり、血管の弾力性が失われたりすることがおもな原因と考えられます。

65歳以上になり大切なこと

65歳以上の人の三分の二が高血圧ということは、残りの三分の一は高血圧にならないということです。だれもが必ず高血圧を招くわけではありません。「老化現象」と、あきらめないでください。加齢にともなう血圧の上昇を防ぐことは、脳血管障害(脳梗塞、脳出血など)や狭心症、心筋梗塞をはじめとするさまざまな病気の予防につながります。

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