高血圧種類には、二次性高血圧と本能性高血圧があります。このサイトでは、高血圧というと【本能性高血圧】の事をさします
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高血圧症状と原因

高血圧の種類

高血圧の2つの分類

高血圧は、【本能性高血圧】と【二次性高血圧】の2つに分類できます。
本能性高血圧はとくに原因となる病気が見当たらない高血圧になりまして、二次性高血圧は逆に、なにかの病気により引き起こされる高血圧になります。

本能性高血圧

高血圧の89~95%は、本能性高血圧とよばれています。
本能性血圧は原因が解明されていませんが、さまざまな因子が関わりあって、血圧が上がると考えられています。

このサイトでは高血圧という場合には、本能性高血圧のことを指します

二次性高血圧

二次性高血圧は、病気(原因疾患)に引き続いて起こるため、続発性高血圧ともよばれます。
原因疾患により、「腎性高血圧」「副腎性高血圧」「神経性高血圧」「その他の二次性高血圧」に分類されます。

腎性高血圧
慢性腎炎など腎臓自体の疾患によるもの(高血庄全体の2~5%を占める)
副腎性高血圧
腎動脈の狭窄に伴う腎血管性の疾患(動脈硬化など)によるもの
神経性高血圧
脳血管障害や脳腫瘍などの病気がもとで血圧が上がる高血圧

腎性高血圧

腎性高血圧は、さらに腎実質性高血圧と腎血管性高血圧に分けられます。

腎実質性高血圧

腎臓の中の、血液から不要物をこし取って尿をつくる糸球体という部位に異常が生じて、血圧が上がります。原因となる病気のうち、もっとも多いのは糸球体腎炎で、腎臓のはたらきを調べる血液生化学検査や尿検査によって診断します。ほかに糖尿病性腎症、痛風腎、膠原病(全身性エリテマトーデス)なども高血圧を招きます。

腎血管性高血圧

腎臓に血液を運ぶ腎動脈の通り道が狭くなったり詰まることが原因で起こる高血圧で、そのもっとも大きな原因はアテローム硬化。これは高齢者に生じることが多く、増えてきています。腎動脈が狭くなって血流不足におちいると、腎臓からレニンが放出され、アンジオテンシンⅡという「昇庄物質」の血液中の濃度を高めるため、血圧が上がります。
いままでは基準値の範囲内だった血圧が急に上昇したときは、腎血管性高血圧が疑われます。腎動脈の狭まった原因は、MRI(磁気共鳴映像法)検査やラジオアイソトープ(放射性同位元素)を用いた核医学
検査を行って探っていきます。腎臓のまわりになにか病気があって、その影響で高血圧が生じたり、腎臓にできた腫瘍が招くケースもみられます。また、尿路(腎臓から尿道に至る尿の通り道)が結石や腫瘍、圧迫などによって狭くなったりふさがったりすると、水腎症を起こし、結果として高血圧につながることもあります。

副腎性高血圧(内分泌性高血圧)

副腎は、腎臓の上に位置する小さな内分泌器官(ホルモンを分泌する器官)です。副腎から分泌されるホルモンの量が多すぎて血圧の上昇を招くケースが、副腎性高血圧です。その原因として、電解質、とくにカリウムの代謝にかかわるアルドステロンの分泌量が異常に増える原発性アルドステロン症、ブドウ糖の代謝を担うコルチゾールが分泌されすぎるクッシング症候群などがあげられます。また、副腎皮質に褐色細胞腺という腫瘍ができたため、カテコールアミンの分泌量がとても多くなり、血圧が上がることもあります。これらの病気が疑われるときは、血液や尿の中のホルモン量を測り、さらにはCT(コンピューター断層撮影)検査、MRI検査、核医学検査などを行って診断します。

神経性高血圧

脳血管障害や脳腫瘍で脳がむくんで頭蓋内の圧が高まったときや、循環や呼吸のコントロールにかかわる脳の延髄、橋に炎症が生じるポリオ(小児麻痺)が起こったときなどに招く高血圧で、非常に稀なケースです。

その他の二次性高血圧

大動脈縮窄症という先天性の病気によって、胸部の大動脈の一部分が狭くなると、上半身の高血圧と下半身の低血圧を招くことがあります。また、妊娠中毒症も高血圧を引き起こします。

二次性高血圧と、本態性高血圧の違い

最低血圧がとても高い
体質とのかかわりがない
血圧が上下に大きく揺れ動きやすい
病気によるさまざまな症状があらわれる
降庄薬を飲んでもなかなか血圧が下がらない

このような傾向がみられるときには、二次性高血圧が疑われます。原因がはっきりとわかって、もとにある病気の治療を行えば、血圧は下がります。しかし、腎臓病や妊娠中毒症では、もとの病気が治っても高血圧だけが残るというケースもみられます。

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