トイレと高血圧

トイレでの「いきみ」は血圧を上昇させ、脳卒中や心筋梗塞を起こす危険があります。便秘にならないように気をつけましょう

トイレ排便時と排尿時では、血圧の変化のしかたは違います。また、当然トイレ環境の違いによっても影響を受けます。排便をする時は、息を止めていきむことにより、腹筋が収縮して腹腔内圧が上昇し、血圧が上がります。これは、重いものを持ち上げるときと同じしくみです。いきみ続けていると血圧は急降下し、いきみが止まると今度は血圧は上がります。このような血圧の変動は、高齢者や高血圧の人に脳卒中や心筋梗塞を引き起こすことがあります。
あまりいきまずに排便できるように、3食をきちんととる、野菜や海藻を積極的にとる、水分を十分にとるなど、便秘対策をしておきましょう。なかなか改善できない場合は、主治医に相談して緩下剤を処方してもらいます。以前は、真冬の夜や早朝のトイレで、高齢者が脳卒中を起こすことがよくりました。冬はトイレをヒーターで暖めるなど、温度差対策も大切です。

排尿時失神

排尿時失神とは、排尿のあとや排尿中に、急に血圧が下がって気を失うことをいいます。男性に多く、飲酒時によく起こります。原因は、膀胱内の尿が急に減ることによる副交感神経の反射、立って排尿することによる起立性低血圧(立ちくらみ)などが考えられています。失神は数分以内で回復するので心配ないですが、転倒でケガをする危険性があります。完全な予防策はなく、飲み過ぎない、飲酒後は座って排尿をするなどの対策をします。降圧剤を飲んでいる人は夜間に血圧が下がり過ぎていることがあるので、気になる人は主治医に相談してください。

スポンサードリンク

ページの先頭へ